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- 森田 健司
繊細なブルドーザー。あふれるパワーを着実に仕事に落とし込む人。
ブルドーザー!
そんな森田が最近嬉しかったのは、自らが携わった案件がまとまり、新体制として動き出したことだと言う。「2年の歳月をかけたこの仕事は、チームでも“よくぞ、ここまでこぎつけた”という達成感がありましたね。でも、この仕事は目に見える形で残るものではないため、華々しく何かが始まるわけじゃない。コツコツと着実に仕事を進めていく森田。そんな彼を周囲はどう見ているのだろうか。「上司からは“ブルドーザー”みたいだと言われました。この仕事は、一気に押さなければならないときがある。ちょっとでも引いてしまうと、こちらの信念や考えがブレていると思われたりもする。だからでしょうかね」。
寝るのがもったいない。
森田は、プライベートもまたパワフルにこなす。「学生時代からテニスを続けていて、休日も朝7時から夫婦そろってテニスサークルで練習しています。定期的に市民大会にも出場して上を目指していますね」。活動的な森田は、旅行も大好きだ。「国内旅行が好きです。ドライブも好きだから、家族で日本全国まわりあっちこっちで名産を食べたり。子どもの首がまだ据わらないころから旅行に出かけるほどです。休日にゆっくり寝ていることなんてありえない。寝ているともったいないなと感じちゃうんです」。何事にも前向きでパワフル、それが、森田の真骨頂なのだ。
緊急事態に対応する。
医薬情報センター時代には緊急事態に対応することもあった森田。「私は循環器系の薬剤を専門に担当していたのですが、医療機関から、救急で心筋梗塞や不整脈、心不全などの症例で運ばれてくる患者さんについて、質問が飛びこんでくることもありました。電話の向こうでは、現場の焦りや緊急度がこちらにも伝わってくる。そんな中で的確に患者さんの状況を把握し、どの薬がベストなのか調べていきます。こちらの判断に誤りがあれば、病院の判断も間違ってしまう。まるで医療機関のひとりのような気持ちで対応する責任の重い仕事だと感じました。嬉しいのは、対応後に患者さんのその後の状況を教えてくださったとき。無事回復されたというお話を聞くと、本当にやりがいを感じましたね」。
見えない仕事。
そんな森田は現在、プロセス信頼性推進グループに所属している。「中外製薬が患者さんをはじめとしたステークフォルダーに発信していくすべての情報のクオリティと信頼性を確保する仕事です。製薬会社は、創薬から開発、副作用情報など、色々な部署で多彩な情報を扱います。その情報の作り方や集め方をしっかりコントロールするのです」。森田は情報を生み出すプロセスを検証し、その信頼性を確保するための社内体制の構築も行う。「最終的には、ある情報を辿れば、その情報から作られたすべての原点に戻れること。そのために各部門の情報の作成プロセスを見直しています。でも、現場にとっては仕事の手順に改変を迫られるわけですから、簡単に“うん”とは言わない。じっくりと本質を見据え周囲を説得する強さが求められますね」。
MR学術・・たくさんのキャリアを積む。
“バイオの中外”という言葉に惹かれ入社。MRとしてキャリアをスタートさせた森田は、現在までに、学術、医療情報センター、信頼性保証と多彩なキャリアを積んでいる。「学術時代は、開業医から大学病院まで広く対応し、支店のMRをサポート。専門医など、MRが対応しきれない専門的な情報提供するのが仕事です。学術は専門領域を持ち、深く知識を有していますから、専門性の高いドクターへの対応や説明会実施、MRからの問い合わせなど、守備範囲はとても広い。中外製薬の魅力は、このように自分次第で多彩なキャリアが積めること。そして私は、この後想像以上にさまざまな仕事を経験することになるのです。
患者さんの悩みに答える、医薬情報センター。
その後、森田は医療情報センターで全国の医療機関や患者さんからの質問に対応する仕事に就く。「そこは、さまざまな方から問い合わせが入るところでした。ドクターや薬剤師さんからは専門的な質問が来ますし、患者さんからは自分や家族の病気にかかわる切実な質問がきます。難しいのは患者さんからの質問。知識だけで答えられるというものではなく、患者さんが何を望んでいるのか、何を不安に感じられているのか。ご本人も整理できずに電話してくることも多いため、話しをしながら核心を掴んでいく。一緒になって考えるスタンスでしたね。納得し、安心していただけたときは、喜びも大きかったですね」。



