太田 和樹

仕事内容

新薬の工業化研究を担当する部署に所属しています。創薬研究を担当している部署から「薬の種」として手渡された有効成分を医薬品として患者さんの手元に届けるため、最も適切な剤形を決め、安定生産の可能な製法・設備を設計するのがミッションです。その中で、私は生産のプロセス設計を主に担当しています。苦労するのは小スケールの研究段階では問題なく製造できても、スケールを上げて生産設備レベルになると、予期していなかったトラブルが起こることです。これを解決し、常に安定生産が可能な製造ラインを設計するのは、非常に手応えのある仕事です。新薬の生産の際には全く新しい設備が必要となることもあり、製法の検討だけでなく「どのような設備を設計するか」、エンジニアリングの領域まで視野を広げる必要があります。必要とする患者さんに確実に薬を届けるため、医薬品の製造設備は何十年に亘り稼働し続けることになります。その設備の導入にかかわるということは、非常にスケールの大きなことだと感じています。

私の仕事の魅力

入社してから取り組んでいる新薬の生産ライン。その完成がいよいよ近付いてきました。生産には製造設備だけでなく、検査機、包装設備も必要となります。設備の構想を練り、テストを繰り返して検証し、何度も打ち合せを重ねてきた設備だけに、工場で完成間近の設備を見た時はただ「凄いな」と感動しました。こんなシーンに巡り合えるのは、「ものづくり」の醍醐味だと思います。自分が行った一つ一つの実験や検討が、いつか、何らかの形で世に出て誰かの役に立つと信じて、日々の仕事に取り組んでいます。

2005年
生産工学研究部の前身の製薬技術研究部に配属。新規剤形の製法確立に向けた技術検討に携わる。
2006年
新薬の治験薬製造、工業化研究に携わる。
2007年
新規製造設備の導入検討を開始する。
2008年
引き続き、製造設備の導入検討を担当する。
2009年
組織変更により、生産工学研究部に配属。工業化研究と並行して、エンジニアリングまで視野を広げて設備の導入に携わる。
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