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澤村 知子
仕事内容
私が入社時に担当したのは、アクテムラ(関節リウマチ治療薬)の製造方法を改良すること。当時、アクテムラの将来的な需要拡大に対応するために生産性を向上させることが必要とされていました。ただし、それまでに取得した臨床試験データを使用するためには、製法変更後も従来のアクテムラと同じ品質のものが製造されなければいけません。そこで、アクテムラの既存の培養法に対して培地成分や培養制御パラメーターの改良を試みたのですが、培養法を変えるとアクテムラの品質にも変化が生じてしまいました。かなり苦労しましたがいろいろと工夫を重ねた結果、最終的にはアクテムラの品質を変えずに生産性を向上させる培養法を確立することができました。この製法は現在、申請中で、研究者として一つの成果が出せたと思っています。
私の仕事の魅力
私の所属する製薬研究部の仕事内容は、医薬品の候補分子の製造方法を確立することと、実際にその製造方法で前臨床試験や臨床試験で用いる原薬を供給することです。研究室レベルの生産方法では、医薬品として求められる純度や需要量をまかなうことができません。そこで、一定の品質の候補分子を安定的に供給できる製法を確立して、その方法で治療薬を供給し、さらには製造サイトに技術移管するという部分を私たちが担当しています。一般に、研究職と聞いてまずイメージされるのは創薬研究かもしれませんが、私たちの研究には医薬品づくりに直接つながっている面白さがあります。自分が手がけた製法で作られた薬が患者さんに使われるところを想像すると、責任の重さと同時に大きな充実感を覚えます。
- 2004年
- 生物技術研究部(現製薬研究部)にて、抗体医薬品の供給拡大のための培養方法の検討を行う。
- 2006年
- 確立した新規培養法に対して、申請のための検討を行う。
- 2008年
- 申請資料の作成に携わる。
- 2009年
- 新規テーマの製法開発に着手



